国産松茸を年に一度はご家庭で!

きのこ狩り Part1

きのこの採れる時期

 種類を限定しなければ、きのこは年中見ることができます。しかし、気温と降水量が関係しますので、多くの種類が発生する時期は、平地では6月から7月と9月から11月頃になります。でも、この期間でも最高気温が30℃を越え乾燥する日が続くと発生が少なくなります。松茸の場合も、9月に30℃以上の日が2日以上続くとその年はほとんど採れなくなります。松茸の菌糸が死滅してしまうからではないでしょうか?非常にデリケートな菌のようです。

きのこが生える場所

 まず近くの山や林に行ってみましょう。そこには松、桜、ナラなど、さまざまな木が混在していると思います。山はとても広く、スーパーできのこを探すのとはわけが違います。きのこは、地形、植物(特に木)などが相互に作用し発生します。しかし、採りたいきのこの条件が整っていても必ず発生するわけではありません。一度採った場所は、必ず翌年または翌々年に発生しますから、しっかり覚えておきましょう。

きのこの発生場所(出場)の覚え方

 「きのこよ~何処へ~」と何時間も山の中をさまよい、あきらめかけていたその時、突然目の中に飛び込んできたきのこを見つけたとき、みなさんは間違いなくアドレナリンが噴き出し、興奮されたことでしょう、それが、きのこ採りの醍醐味ですから。
 せっかく探しあてたきのこの発生場所(出場)ですから、来年もまたきのこにお目にかかりたいと思いますよね。そのためにも、しっかり場所を覚えておきましょう。松茸の場所の覚え方はピンポイントで発生するため半径1メートルほどの精度を要しますから、特に細かく覚えましょう。その時は頭に記憶したと思っていても、またきのこ採りするわけですから、山の景色の情報がどんどん頭に入ってきて、前の情報がかき消されてしまいます。
 覚え方は、まず大きな目印を探しましょう。林道、大木、かなり特徴のある形の木など。カメラにその場所を収めておくのもいいでしょう。メモ帳と鉛筆で地図を書くのもお勧めします。
 マナー違反は出入り禁止です。たとえば、空き缶を置く、大きな穴を掘る、木にテープを巻く、ビニール袋を木に巻く、ゆで卵の殻をまく、スプレーで木にマーキングするなど、きのこ採りの前に自然に感謝する気持ちを忘れないようにしましょう。